整体を受ける方にとって、その整体が良かったかどうか判断基準になる要素は3つだと考えております。それは「結果」と「刺激の強さ」と「相性」の3つ。

「結果」はその通り、症状が良くなったか、改善しそうか、施術後の身体の変化や期待感で判断できると思います。「相性」は、施術者の人柄、施術のやり方、施術所の雰囲気と言った所でしょうか。これはまさに「相性」になるので、不誠実なことが無い限りは十人十色、人によって良し悪しはあって仕方がないと思います。

そして「刺激」。これはまさに施術を受ける際にお客様が感じる「体感」に依るもの。痛かったり、気持ちよかったり、何も感じなかったり。そこにもグラデーションはありますが、大きくわけると「施術が痛いか?痛くないか?」かと思います。

施術のやり方は施術者によって千差万別ではありますが、大体が「刺激が強いか弱いか」に分かれるように見えます。「良くなる為には痛いのが仕方ないよね」というものがあれば、「痛みが伴うものは悪。無痛でほぐします」などという宣伝で自店の施術のスタイルを売りにしている所も多々あるでしょう。どちらが正しいかどうかはいったん置いといて、私の施術はどうかお答えします。

結論は「私の施術は、痛気持ちいい・気持ちいい」です。


私は主に「筋肉系」、「関節」、「神経」に対してアプローチします。お身体の硬直(コリ)が長く続き筋膜組織などが癒着している状態だと、施術の受け始めは痛いかもしれません。しかしそれも2回目、3回目と受け続けると「気持ちいい」に変わっていきます。後は、長引く不調によって身体が刺激に対して過敏になっていることもあります。そういう状態でも始めは痛いと感じることが強いかもしれません。

身体を押されて感じる「強さ」は、「味覚」のようなものです。同じ刺激でも人によっては「10」の強さで感じる人もいれば、「1,2」ぐらいの強さしか感じない人もいます。また、同じ人でも体調によって刺激の感じ方は変わります。よく「激辛料理」が平気な人、好んで食べる方がいます。一見その方はそういう辛さに対して耐性があるように思えますが、聞くと実は、食べた後に体調に影響は出ているらしいのです。

刺激は、繰り返し同じ強さの刺激を受け続けると「慣れる」ようになっていきます。しかしそれは身体に耐性が付いてダメージを受けないのでは無く、強く押されたら押された分だけ組織に対しては負荷はかかります。人によっては、マッサージすること自体が筋肉を傷つけると言います。

私は常に身体の理屈に沿って、「腰痛・首肩こり」が改善するために一番ベストなやり方を模索しています。今は「痛気持ちいいか気持ちいい」ですが、自身の納得行く形であれば場合によっては「無痛」になったりもするかもしれません。「最善の結果」を求めて行きます。


何が言いたいかと言いますと、「とにかく強くやってくれ」というリラクゼーション的なご要望にはお応えできかねると思います。ただ「その様なお身体の状態」なのだと受け止め、改善するためのご提案はしっかりとさせていただきます。

また「痛くて身体に力が入る。とても受けられない」は意味ないので、痛みの苦手な方はできるだけソフトになるように対応いたします。その旨、お気兼ねなくお申しつけください。

その他、ご質問等があればお気軽にお問い合わせください。