20代後半、整体の学びを始めた頃、私は右の腰からお尻にかけての不調を抱えていました。日によっては固まって動けないような感覚があり、座っていることすら辛い。「とにかくほぐしたい」——そんな感覚が常にどこかにありました。朝起きた瞬間に「今日は1日ダメかもしれない」と思う日もありました。
整体学校に通い始めた当初、練習の多くは施術を受ける側でした。それまで整体の施術や身体のケアをほとんど受けたことがなかった私にとって、「身体に手をかけてもらうこと」そのものが大きな変化でした。
施術を受け続けること、運動することの大切さを知り実際に動かしたこと、そして身体に対する知識を少しずつ得ていくこと。そうした積み重ねの中で、身体は変わっていくものだと実感していきました。
それから約15年、40代になった今。若い頃のように無理がきくわけではありません。
睡眠不足や暴飲暴食が続けば身体は正直に反応します。それでも、今が一番動けるし、安定しています。そして何より、身体に対する不安がほとんどありません。
現在もまったく不調がないわけではありません。別の部分に違和感が出たり痛みを感じることもあります。ただ、それが長引くことはほとんどなく、「このまま悪くなるのではないか」という不安は感じません。
なぜ変わったのか。
それは特別なことではなく、自分の身体を整えることを続けてきたこと、知識だけでなく経験としての「知恵」を積み重ねてきたこと、そして自分の身体感覚を磨いてきたこと。その積み重ねだと感じています。
施術の現場でよく耳にする言葉があります。
「この腰の痛みはずっと変わらないんでしょうか」「年だから仕方ないですよね」「ヘルニアや脊柱管狭窄症だから無理ですよね」。そう思ってしまう気持ちは、かつての自分にも重なる部分があります。
でも今は思います。
身体はちゃんと変わっていく可能性を持っている。
その変化は特別な一度きりの出来事ではなく、日々の積み重ねの中で起きていくものです。
だからこそ【今が、一番いい】。
そしてこれは、これからも更新されていく感覚です。
これまでの経験や試行錯誤も含めて積み重ねてきたものを、施術というかたちで還元していきたいと思っています。
年齢を重ねるほど【最高の自分】を、更新して行きましょう!


