身体の動きは「関節の動き」しかできません。
肘を反らすや膝を反らすという動きはできない動きです。なぜなら、関節がそのような構造になっているから。
先日、自転車に取り付けてあるミラーが、転倒した際にポジションが変わってしまいました。
もともと、右上がりだったミラーが右下がりになっていたので、それを挙げようとしたら動きが硬い。
もう一度挙げようとした所で踏みとどまりました。以前にそれでミラーを折ってしまったのを思い出しました。
このミラーは前後、左右には回せるけど、上下には動かせない。身体の動きで言うと、手を横から上下に挙げ下げする動き。
そのポジションを変えるには、ネジを緩めて変える必要があります。
それまでの普段、ミラーの「可動方向」を曖昧にして使っていたのだなと強く実感しました。
こういうことって、身体の使い方に関しても割とあると思っています。
例えば膝。
膝は基本、曲げ伸ばしの動きしかできません。
ですが細かく言うと膝を曲げる際、膝を伸ばしきる際に若干の「捻れ」を起こします。
それは、膝の安定性を高めるためにあります。
しかしそれを、わざと膝を捻れるような使い方をすると壊れてしまいます。
逆に、正しい動きが理解できていたらその分だけ不要な力、力みは必要と無くなるため、より良い動きのパフォーマンスになるでしょう。
そのために必要なのは、身体の動きの正しい知識と、自分の身体の正確な「ポジション」を体感できているかどうかです。
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