著者:Thompson・Floyd 訳:中村千秋・竹内真希 出版社:医道の日本社
『身体運動の機能解剖 改訂版』は、身体の動きを筋肉や関節の構造と働きから解説した機能解剖学の専門書です。筋肉の起始・停止、作用、神経支配といった基本的な解剖学の知識から、日常動作における筋肉の働き、トレーニング法やストレッチまで、豊富なイラストとともに学ぶことができます。
① この本を手に取った理由
これも整体学校で教科書として購入した一冊です。
② 印象に残ったこと
やはりこれもまた、初めは教科書として開く、その程度しか使用していませんでした。イラストで描かれたシンプルな筋骨格図や、各筋肉のトレーニング法などが書かれているのですが、ちょっと古い(見た目)印象の本で、授業で使う以外はほとんど開くことがありませんでした。
③ 僕はこう感じた
それこそつい最近、「個別の筋肉のトレーニング法は、あの本に書いてあったよな!」と思い出して、久しぶりに手に取りました。
すると、施術や身体の使い方において主要な筋肉について、起始・停止から作用、神経支配、日常でどのような動作に使われるか、さらにはトレーニング法やストレッチのやり方まで、筋肉ごとにまとまっているではありませんか。
無駄な情報がなく、それでいて個別の筋肉のトレーニング法まで記載されている本は、他にあまり見たことがなかったので、「これはとても使えるな」と思いました。
シンプルさが、とても良いのです。
以前は少し古くさい印象を持っていましたが、そうした見た目も、版を重ねて現在まで残っているという信頼性の証といえるのかもしれません。そう思うと、良書なのだなと改めて感じました。
④ 整体や日常とのつながり
特に役立ちそうだと思ったのは、一般的なトレーニング法ではあまり語られることのない、個別の筋肉についての情報です。
例えば、前腕の筋肉や下腿前面の筋肉など。現場でお客さんの身体を視て、それぞれの筋肉がどのように使われているのかを考察し、必要であればエクササイズを考える。そういった場面で、参考になるのではないかと思いました。
僕自身も、これから施術の現場で役立てていけそうな感じです。
⑤ こんな人におすすめ
整体師やトレーナーなど、身体を扱う同業者はもちろん、一般の方でも、運動において身体の構造をちょっと深く知りたいという方にも良いのではないでしょうか。
身体の動きと筋肉の働きを結びつけて学びたい方に、手に取っていただきたい一冊です。



